
犬猫共生ファシリティ
犬と猫と人と共に生きる施設

現在、犬や猫は4世帯に1匹の割合で飼われており、その数は子供たちを上回っています。多くの家庭で愛されながらも、飼い主がいなくなると孤児となり、残念ながら殺処分の対象となる可能性が高い現状があります。飼い主の死去や病気が主な原因であり、飼い主の責任に頼る現在の制度では、高齢化社会の波に耐えられないことが明白です。
早急に「保健所からの選択肢を当たり前に」する啓蒙活動を進め、飼い主が安心してペットと共に暮らせる社会を築くこと。また、何よりも多くの犬猫が幸せに安心して暮らせる社会を目指しています。そのためには孤児の保護だけでなく、大切な命との共存を学び、啓蒙する「共に生きる施設」の開設が必要です。
この施設は自ら運営資金を生み出すことを目指し、行政、企業、市民がそれぞれの役割を果たしながら連携します。さまざまな問題を解決し、家族から地域、そしてより良い日本へとつながる一助となることを願っています。このプロジェクトがその役割を果たすことを心から希望しています。
犬猫共生ファシリティ計画

場所:福島県郡山市西田町 アクセス:常磐道 郡山東ICより7分(3.6㎞)
面積:3522.90平方メートル 公簿(1065.68坪)
施設のベースとなる建物があり、整地と大々的な補修と改修が必要です。センターハウス用の建物は約36坪、猫舎用は約18坪(倉庫2棟分)。

完成予想
犬猫たちと日本の未来をつくるファシリティ
人と犬猫の共生:自然とつながる、未来への一歩
現代の農業は、過疎化や後継者不足、気候変動の影響といった課題に直面しています。そんな中、私たちのファシリティプロジェクトは、誰もが気軽に農業に触れられる機会を提供したいという想いが一つあります。人と犬猫が共に過ごす新しい共生空間を創り出し、愛犬や愛猫とともに、食の根源である農業の現場を身近に感じられる場所を提案します。
この場所では、若い世代から退職後の熟年層まで、誰もが気軽に農業の魅力に触れることができます。普段は高いハードルに感じられる農作業も、犬猫たちの愛らしい存在がその壁を取り払い、自然と人をつなぐ架け橋となってくれます。朝、畑で新鮮な野菜を収穫し、昼には犬猫と一緒に緑豊かな自然を散策、夕暮れには地元の素材を使った工芸品づくりに没頭する——そんな穏やかで充実した時間が、心に深い安らぎと気づきをもたらします。都市生活では得られない、土と命に触れるひとときは、人生の宝物となり、未来への道しるべとなるでしょう。
この取り組みは、農業の持続可能性の一助となり、地域コミュニティに新たな息吹をもたらす一歩です。犬猫との共生を通じて、自然と調和したライフスタイルを体感し、その価値を次世代に伝えていく——そんな希望に満ちた場所が、全国に広がることを願っています。共に生きる喜びを感じながら、未来の農業と地域の可能性を切り開いていきましょう。


犬猫共生ファシリティの概要(共通概念)
1.保護犬猫の終の棲家
行政で保護された身寄りのない犬猫(老犬猫や障害を持つ犬猫の終生飼育、一般の犬猫の譲渡促進)を支援。飼い主の死去や入院による孤児犬猫、引っ越し・転勤・転職などによる一時預かりにも対応する施設を目指します。
2.永続的な運営
開設後は寄付や助成金に依存せず、施設内で仕事創出を図り、採算性のある犬猫共生施設を構築します。
3.人と犬猫の共生
滞在可能にし、犬猫との短期・長期滞在や、施設の犬猫との触れ合いながら、例えば農業に触れ、時には工芸品を作る。人生の大切なひと時、経験が未来の道しるべになって欲しいと願っています。
3.宿泊施設
センターハウスを主軸に、ロッジやテントを活用。簡素で質素ながら、素材と質感を重視した空間で、犬猫と共に過ごし、自然を体感できる素朴な施設を提供します。
社会への貢献:犬猫共生をコンセプトに、より良い社会の一例となる施設を目指し、最善を尽くします。

既存の建物
母屋+作業倉庫
(122.74㎡)
倉庫1
(27.00㎡)
倉庫2
(28.00㎡)
倉庫3
(12.42㎡)

猫広場
ねこ部屋が完成しました。猫広場始動!
保健所動物愛護課の方々が犬猫ファシリティの確認にご来場。
基本的に問題無く、他の施設に比べてニャンコに理想的とおっしゃっていただけました。
空調は必須とのことと、逃亡防止の増設(予定していました)をアドバイスいただき、現在、空調室は壁床まで仕上がっております。猫の個別寝室を考えた結果、やはり、ケージよりも個室と考えて、材料の選択、取り寄せと現在、進行中になります。



先日、親子ニャンコを施設にて初預かりしました。
実際には、施設にて代理人の方から預かり、動物病院に移動中に代理人が用意してくれたケースを破り、車内で脱走、当日、動物病院にはいけませんでした が、その突破力を考え、モニュメント工房にて一泊し、翌日、動物病院を経て帰って行きました。
犬と猫を大切にする世界と日本の現状
世界中で、犬や猫は愛され、大切な家族の一員として扱われています。多くの国では、飼い主がいなくなったり、必要とされなくなったからといって、殺処分されることは決してなく、それが当たり前の文化となっています。しかし、日本では未だに殺処分が続いており、このような残酷な現実を黙認し、淘汰しようとする現状は、明らかに間違っているのではないでしょうか。
また、猫は愛護動物として法的に不当に捕獲することが禁止されています。どんな行動にもリスクやデメリットが伴うことを理解し、もし「可哀想だから」と自己判断で保護捕獲を行う場合、その後の責任を最後まで果たすことが何よりも重要です。保護した命を支え、適切な環境を提供する覚悟がなければ、善意が逆効果になる恐れもあります。
猫舎

cat's home
猫の住まいとして、皆様からのクラウドファンディングのご支援をいただき、長期収容に対応できる冷暖房と換気システム、そして断熱・気密性に優れた空調室の改装を行います。現在、断熱工事、樹脂製のペアガラスの窓と出入口を同様に樹脂製のペアガラスドアに変更し、床、壁、天井の下地工事まで完了しております。
「保健所犬猫応援団からの感謝とお願い:施設改装へのご支援を」
現在、犬猫ファシリティは母屋を改装し、猫を収容できる状態にまで進めてきました。しかし、保健所からの要請で、犬猫の居住環境として空調設備のある部屋が望ましいとの条件を満たすため、さらなる改装を続けています。加えて、予想以上に建物の劣化や資材価格の高騰により、当初の予算を大幅に上回ってしまいました(CF実施報告)。施設の維持・継続、そして餌代などの日々の経費が今後も必要となります。保健所犬猫応援団の理念に共感していただける皆様のご参加、ご支援を心よりお待ちしております。
