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ペルシャ猫はペルシャ猫のままで。

  • 執筆者の写真: Takeshi Kimishima
    Takeshi Kimishima
  • 5月10日
  • 読了時間: 3分

トランプ大統領の発言で何かと話題のペルシャ、昔ながらの馴染みのあるペルシャ湾の名前を変えろ!とは、また、トランプ大統領らしくもありますが、傲慢さにもほどがあります。ペルシャと言えばペルシャ猫、エレガントで豪華な外見が特徴の長毛種の猫、せっかくなので、以下にその主な特徴や情報をまとめました。



1. 起源と歴史

•  起源: ペルシャ猫の起源ははっきりしていませんが、17世紀頃にペルシャ(現在のイラン)からヨーロッパに持ち込まれた長毛猫が祖先と考えられています。

•  19世紀にイギリスで品種改良が進み、現在のペルシャ猫の特徴が確立されました。

•  世界中で人気の高い品種で、キャットショーでもよく見られます。


2. 外見の特徴

•  : 丸くて平らな顔(フラットフェイス)で、鼻が短く、大きな丸い目が特徴。表情が愛らしいと評されます。

•  : 長く、密でシルクのような被毛。毛色は白、黒、ブルー、クリーム、レッド、チョコレートなど多様で、バイカラーやタビー柄も存在。

•  体型: 中型で、がっしりした骨格。短い足とふわっとした尾が特徴。

•  : 小さく、丸みがあり、頭部に低く位置する。


3. 性格

•  穏やかで落ち着いた性格。静かな環境を好み、騒がしい場所は苦手。

•  飼い主に対して愛情深く、甘えん坊な一面も。

•  他のペットや子供とも比較的仲良くできるが、独立した時間も必要。

•  活動的というより、ゆったりと過ごすのが好き。


4. 飼育のポイント

•  被毛の手入れ: 長毛のため、毎日のブラッシングが必須。毛玉防止と清潔保持のため、定期的なグルーミングが必要。

•  健康: 短い鼻腔構造(短頭種)による呼吸器の問題や、涙目(流涙症)が起こりやすい。目の周りの清掃をこまめに行う。

•  食事: 肥満になりやすいので、適切な食事管理が必要。

•  環境: ストレスを避けるため、静かで安全な環境を整える。


5. 健康上の注意点

•  多発性嚢胞腎(PKD): 遺伝性の腎臓疾患で、ペルシャ猫に多く見られる。定期的な健康診断で早期発見が重要。

•  呼吸器疾患: 短頭種特有の気道の問題に注意。

•  歯の問題: 歯周病予防のため、歯磨きを習慣化。


6. 雑学

•  ペルシャ猫は「猫の貴族」と呼ばれることもあり、その優雅な姿から高級感が漂います。

•  映画やアニメ、広告などでもよく登場し、セレブなイメージが強い。

•  CFA(Cat Fanciers’ Association)で長年人気上位の品種。


7. ペルシャ猫に向いている人

•  時間をかけて丁寧に世話をするのが苦でない人。

•  穏やかなペットとのゆったりした時間を楽しみたい人。

•  猫アレルギーがなく、毛の手入れに抵抗がない人。


ペルシャ猫のセレブ感は格別ですね。以前は野良で見かけることはほぼありませんでしたが、最近はSNSで長毛猫の野良ちゃんを見かけることも増えてきました。しかし、日本の気候には適応が難しい面もあるでしょう。どんな環境でも、生涯飼育を徹底し、愛猫が幸せに暮らせるよう願わずにはいられません。

 
 
 

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