ポチが見た『花坂爺さん』(保存版)
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【ポチの告白】ボクが伝えたかった、本当の「恩返し」
皆さん、こんにちは。ボクは、昔話『花咲か爺さん』に登場する犬のポチです。
今日は、少し不思議で切ない、ボクとじいちゃんの物語を**「裏話」**を交えてお話しします。
一、「ここ掘れワンワン」の真実
ある日、ボクは畑で不思議な気配を感じました。
「ここ掘れワンワン!」
ボクが必死に叫んだのは、じいちゃんたちの優しさに報いたかったから。
【解説:なぜ小判が出たの?】
昔話では、正直で優しい人には神様や精霊が味方すると言われています。ボクが小判を見つけられたのは、じいちゃんが日頃からボクを家族として大切にしてくれた「徳(善い行い)」が、ボクを通して形になったものなんです。
二、 意地悪な隣人と「欲」の報い
それを見たお隣の欲張りじいさんが、ボクを無理やり連れて行きました。でも、ボクが教えた場所から出てきたのはゴミやヘビばかり。怒った隣のじいさんは、ボクを叩いて死なせてしまいました。
【解説:なぜ隣人にはゴミが出たの?】
これは「因果応報(いんがおうほう)」という教えです。自分の利益だけを考えて、他人のものを奪おうとする心には、それ相応の(汚い)結果しか返ってこない、という厳しいメッセージが込められています。
三、 姿を変えても、じいちゃんを助けたい
ボクはお星さまになりましたが、魂はじいちゃんのそばに居続けました。
じいちゃんがボクを弔ったお墓の隣に、大きな木が生えました。その木で「うす」を作ってお餅をつくと、不思議なことに宝物が溢れ出しました。
ところが、またしてもお隣さんにその「うす」を燃やされてしまいます。残ったのは「灰」だけ。でも、じいちゃんはその灰を大事に集めてくれました。
四、枯れ木に花が咲いた理由
じいちゃんがその灰を枯れた桜の木にまくと……。
「枯れ木に花を咲かせましょう」
その言葉通り、冬なのに満開の桜が咲き誇ったんです!
【解説:灰が花を咲かせたのはなぜ?】
普通、灰をまいても花は咲きませんよね。でも、これは「ポチとじいちゃんの絆」が起こした奇跡なんです。どんなに形が壊されても(木が灰になっても)、相手を想う真心があれば、最後には必ず美しい花を咲かせることができる。絶望の中にも希望はある、という教えです。
最後にポチから
ボクはもう目には見えないけれど、じいちゃんの心の中にずっと咲き続ける「桜」になれた気がします。
ちょうど今、皆さんの周りでも本物の桜のシーズンを迎えていますね。
風に舞う花びらを見かけたら、ちょっぴり思い出してほしいんです。あの花は、じいちゃんの優しさと、ボクの「ありがとう」の気持ちが形になったものだということを。
厳しい冬を越えて花を咲かせる桜のように、真心を持って過ごしていれば、人生には必ず美しい春がやってきます。
今週末はお花見に行かれる方も多いでしょうか?
皆さんの見上げる桜が、じいちゃんが咲かせたあの日の花のように、温かく心を照らしてくれますように。
ボクも空の上から、しっぽを振って応援しているワン!







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