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犬が月を食べてしまった神話
- Takeshi Kimishima
- 10月6日
- 読了時間: 1分

中秋の名月に関連する犬の逸話として、古代中国の神話に由来する「月食」の語源となる話があります。この物語は、満月の美しさを楽しむ中秋の名月とは少し異なりますが、月と犬のつながりを描いた興味深い昔話です。
犬が月を食べてしまった神話
ある英雄が不老不死の薬を手に入れましたが、妻がそれを独占して仙人となり、月へ逃げてしまいます。英雄の飼い犬(黒い犬)が零れた薬を飲み、月を追いかけて月ごと妻を食べてしまったのです。神々や仙人が介入し、犬に月を吐き出させますが、この出来事が月食の現象を説明するものとして語り継がれ、「月食」という言葉の起源となりました。この犬は「天狗」や「哮天犬」と呼ばれ、中国の古典小説『西遊記』では孫悟空を捕らえる勇敢な相棒として登場します。
この逸話は、秋の夜に月を見上げる季節感と結びつき、犬が月に向かって吠える姿を連想させますね。
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