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ツシマヤマネコ

  • 執筆者の写真: Takeshi Kimishima
    Takeshi Kimishima
  • 9月30日
  • 読了時間: 2分
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先日、NHKダーウィンが来た!に出演?していたツシマヤマネコは、長崎県の対馬にだけ暮らす日本固有の野生ネコで、番組で紹介されていましたが、ネコ科の中ではちょっと珍しい泳ぐ能力を持っています。この泳ぎっぷりがどんなものか、簡単にまとめてみました。



ツシマヤマネコは、対馬の川や湿地で泳ぐ姿が観察されています。たとえば、魚やカエルを捕まえるために水に入ったり、浅い川をスイスイ渡ったり。対馬野生生物保護センターの報告によると、食糧を求めて数メートル泳ぐことがあり、四肢を器用に動かして頭を水面上にキープする、ネコらしい泳ぎ方です。必要なときにサッと水を利用する感じですが、海を渡ることもあることが記録されています。対馬は川や湿地が多く、魚や両生類が豊富なので、こうした環境に適応して泳ぐ力が育ったんだと思います。食糧確保や縄張りを広げるのに役立っていて、対馬の地形にピッタリな進化ですね。


ネコ科の動物って、実は水が苦手な子が多いんです。イエネコやヒョウ、チーターなんかは水を避けるのが普通。でも、ツシマヤマネコは、同じヤマネコ属のイリオモテヤマネコやフィッシングキャット、トラみたいに水に強いグループ。イリオモテヤマネコは西表島のマングローブで魚やカニをガンガン捕るけど、ツシマヤマネコはそこまで水辺に依存しないものの、似た適応を持っています。一方、野良猫は泳げるけど水嫌いで、ゴミや小動物で生きるから泳ぐ必要はほぼナシ。ツシマヤマネコの泳ぎは、自然環境でのサバイバルに直結してるんです。


この泳ぐ能力、保護の面でも大事なポイントです。対馬の水辺はツシマヤマネコの食糧源や移動ルートを支えるけど、道路建設や農地開発で水辺が減るとピンチ。対馬野生生物保護センターは、交通事故防止に取り組み、現在、個体数は100頭前後と少なく、絶滅危惧IB類なので、水辺の自然を守ることは彼らの未来に直結します。


ツシマヤマネコの泳ぐ姿は、対馬の自然と共生する素敵な一面。環境に合わせた泳ぎが生存を支え、この能力が活かされ続けるためにも、ぜひぜひ、応援したいですね!

 
 
 

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