大暑ですね。どうぞ、愛犬愛猫の体調管理を❣️

大暑ですね。真夏にエアコンを付けずに犬や猫を留守番させる場合、室温や環境がペットの健康に大きな影響を与えます。以下に、犬猫の留守番時の状況とリスク、注意点を詳しく説明します。

1. 室温の影響

7月下旬の東京ではエアコンを付けない場合の室温は以下のようになる可能性があります。

日中：30～38℃（直射日光や換気不足の場合、最高38℃以上も）。

夜間：26～30℃（換気があれば26℃程度、閉め切りだと30℃前後）。

湿度：70～80％以上で、蒸し暑さが体感温度をさらに高める。

犬や猫は人間より暑さに弱く、特に高温多湿な環境は危険です。犬は汗をかかず、口から熱を逃がす（ハアハア呼吸）ことで体温調節しますが、猫はそれすら限定的です。室温が30℃を超えると、熱中症や脱水症のリスクが急上昇します。

2. 犬猫への具体的なリスク

• 熱中症

室温が30℃以上、特に35℃を超えると、犬猫は体温調節が追いつかず熱中症になる可能性が高い。

症状：過度なハアハア呼吸（犬）、よだれ、ぐったりする、嘔吐、意識低下。重症化すると命に関わる。

特に短頭種（パグ、フレンチブルドッグ、ペルシャ猫など）は呼吸がしづらく、熱中症リスクが高い。

• 脱水症

高温多湿な環境では水分が不足しやすく、十分な水があっても飲まない場合がある。

長時間の留守番では水がこぼれたり不足したりするリスクも。

• ストレス

暑さによる不快感や閉め切った空間でのストレスが、行動異常（吠える、物を壊す）や体調不良を引き起こす可能性。

3. 犬猫を留守番させる場合の注意点

エアコンなしで留守番させるのは、短時間（2～3時間以内）でも危険です。特に日中の高温時には避けるべきです。それでも留守番させる場合、以下の対策が必須です。

十分な水の確保

複数の場所に新鮮な水を用意し、こぼれにくい容器を使用。

自動給水器を検討（停電リスクに注意）。

換気と遮光

窓を一部開けて風を通し、網戸で安全を確保（脱走防止）。

カーテンやブラインドで直射日光を遮り、室温上昇を抑える。

涼しい場所の提供

タイルや冷感マットを用意し、ペットが涼める場所を作る。

保冷剤（タオルに包む）や凍らせたペットボトルを置く（直接触れないよう注意）。

短時間の留守番

気温がピークの日中（12～16時）は避け、朝や夕方の涼しい時間に留守番させる。

長時間の留守番（4時間以上）はエアコンなしでは非常に危険。

モニタリング

ペットカメラや温度計を設置し、室温やペットの様子を遠隔で確認。

近隣や友人に定期的なチェックを依頼。

4. 推奨：エアコンの使用

• 安全のため、エアコンを推奨

室温を25～28℃、湿度を50～60％に保つのが理想（犬猫にとって快適）。

外出中もエアコンを稼働させ、停電対策として予備バッテリーや通知システムを検討。

コストが気になる場合、タイマー設定や省エネモードを活用。

5. 犬猫の種類による違い

• 犬：

長毛種（ハスキー、ゴールデンレトリバーなど）は暑さに弱い。

短頭種（パグ、ブルドッグ）は特に熱中症リスクが高い。

小型犬は体温調節が早く、暑さの影響を受けやすい。

• 猫：

猫は犬より暑さにやや強いが、35℃以上の環境は危険。

長毛種（メインクーン、ペルシャ）は熱がこもりやすい。

高齢猫や子猫は体温調節が弱い。

6. 緊急時の対応

帰宅時にペットがぐったりしている、呼吸が速い、嘔吐しているなどの異常が見られたら

すぐに涼しい場所に移動し、体を冷やす（濡れたタオルで拭く、扇風機を当てる）。

水を少しずつ与え、すぐに動物病院に連絡・受診。

緊急連絡先（かかりつけの獣医師）を事前に準備。

結論

エアコンなしで犬猫を留守番させるのは、7月下旬の東京では非常にリスクが高いです。室温が30℃を超えると熱中症や脱水症の危険が急増し、特に日中の長時間留守番は命に関わる可能性があります。短時間の留守番でも、換気・遮光・水の確保を徹底し、可能ならエアコンを使用する（25～28℃設定）のが最善です。

犬猫の室内環境を快適に保つ事は必須です。どうぞ、愛犬愛猫と共に厳しい夏の暑さを乗り切りましょう！